新年、おめでとうございます。
今年一回目は税制改正です。
近年、税理士は税制改正に
振り回されています。
電子帳簿保存法では電子データ保存について、
施行日1月1日寸前の年末に延期になりました。
今やその延期が実行される予定はありません。
クレームが有力与党議員に届いたのでしょう。
続いてインボイス制度です。現場は酷いですよ。
当方のお客様は適格要件を満たしている
インボイスを発行していますが、
受領側はその要件を満たしていないものが
散見されています。
課税庁はこの不備を取り締まるのか?
ないでしょうね。
適格要件を満たしていない中小企業を
個別に挙げられても、多すぎて対応ができないでしょう。
そんなこと課税庁側は気づいていますよ。情けない。
正直者がバカをみたものばかりですよ。この近年。
正しい準備をした企業、納税者が報われていません。
また直近の定額減税なんていうのは、
平仄がとれていない悪法です。
定額減税が重複する現象が起きています。
そもそも年末調整で政策を実現するって酷いです。
企業と市区町村を混乱させて・・・・・
政治は国民をそんなに急いで喜ばせたかったのですか?
重複減税を許す欠陥政策を実行させたのですから。
政策面でみれば、
配偶者有りや子供がいる方を対象とする
優遇税制が近年では確かに多くなっていますが、
その政策で婚姻や出産が促されているかといえば、
その効果を感じることはないですし、
これらがSNSやニュースで大きな話題になることもないです。
もう経済や政策のプロに任せた方がいいです。
政治家はしがらみが多すぎて、
本来の経済効果を上げる政策提言が
歪められているのでしょう。
政策は全体のバランスを考慮しなければ、
効率的な経済効果を上げることは
出来ないないでしょう。
減税ばかりが選挙でアナウンスされて、
その予算、増税はどこで賄うのか?
の議論ってありますか。
また補助金って税金の還付、
つまり予算が必要になるものですが、
ガソリン補助金、光熱費補助金、
旅行補助、利息補助・・・・補助補助の連続の政策!
大丈夫ですか?将来の日本。
減税と合わせて政策に痛みが一切ないです。
私は経済のプロではないので、
政策の良し悪しの判断が出来ないのですが、
全国民を対象とする政策が必要?
と疑問に思っています。
国が破綻しませんか?増税の議論が無いのですから。
旅行補助?旅行に自力で行けないなら、
行かなくて良くないですか?
旅行に税金を還付する必要がありますか?
ガソリン補助?
高くなって乗れないのは仕方なくないですか。
税金を還付して、自動車に乗ってもらう必要はありますか?
そもそも全国民を対象として税金の還付をするのは
実質的に格差を拡大させていることに気付いていますか?
富裕層は黙って税金の還付を喜んでいますよ。
国民を税金でジャブジャブにするのはどうですかね?
子育てと同じで、自ら考える力が無くなって、
何も生み出せない日本になりませんか?
私は痛みのある政策の提案がみたいです。
何かを得ようとしたら、何かを捨てなければなりません。
これって当たり前じゃないですか?
減税と増税はセットです。
国民間の格差がウェルカムであれば、それでも結構ですが、
政治はその方向性をしっかり国民に示さないとです。
今の政策は既に格差社会ウェルカムになっています。
政治の誤魔化しが多くないですか?
そんな気がしてなりません。
知らないうちに取り残されませんかね?
私は目の前のことを今年も一生懸命やるだけです。
悪法でも税制改正がされるなら、
それに合わせて事前に対応します。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
興味があればご照会下さい。
全国対応しています。
租税訴訟補佐人税理士
TaxArtist🄬水島洋之