税金のことは税理士でしょ!

いろいろな士業の方と業務でクロスしますが、
棲み分けでは、税法のことは税理士です。
税理士が一番精通している資格です。
質問は税法を読めば解決しますし、
日々税法を扱っている職業は税理士です。
また租税裁判になりますと、弁護士先生でも
税法専門の先生はいらっしゃいますが、
日常的に納税者とのファーストコンタクトは
税理士になるのではないでしょうか。

私は20代の頃、監査法人や上場税務部門との
MTGは嫌だなぁ~っと思っていました。
ただただ 勉強不足 だったからです。
自信がありませんでした。
先輩たちが前に立ってやり取りしているのを
みさせてもらい、すごいなぁ~って。

以前、大会社でこんな相談がありました。
外形はずしの無償減資が
同族会社の行為計算に抵触せずできるか否か?
監査時の会計士先生に相談していると!
会社役員が私に言うのです。

カチン、それは聞く方が違います!
と私は反射的に・・・

なぜ?

無償減資が税務否認される時は
地方税法の同族会社の行為計算の否認規定が
発動されるわけで、そのジャッジは
税法を専門に扱う税理士ができるものです。
会計士先生は会社法や会計原則のプロです。
ただ簡単に出来ると言わなかった会計士先生は
センスがあるとは思いましたが・・・・

でも、あるあるなんですよ。
大会社の方々は監査法人の先生に
税務のことも含めて相談して、
結局は監査法人系の税理士法人に
その業務が流されることって。
そういう意味ではグループの強みだと思いますが、
税理士の守備範囲が世の中には認知されておらず、
資格の弱さもあることでしょう。残念過ぎます。

世の中的には、たかが税理士かもしれませんが、
税金の世界では、されど税理士なんですよ。
税法家で法律家の端くれなんです。
だから勉強してしっかりしないとなんです。
頑張っている税理士仲間はいますし、
この資格の価値を下げたくないと常に思っています。

まぁ~、法令読んで、裁判読んで、
改正や新しいことは本を読んで、
日々税金に接していればいいのです。
職業なんですから。

法令集を持っていないし、法令が読めない、
最近の裁判も知らない。すぐGoogle先生に頼って、
まんまネット記事を疑いもなく引用する。笑
そして、何かと保険や投資商品を勧める。
他士業の方が登場したら、どうぞ!どうぞ!
これって致命的な感じで、経理担当者と
然程変わりませんよ。
こんな方が顧問じゃないですか?笑

私はコロナ禍が明けて、現在、
大学院で税法の指導を受けています。
コロナ前も学校にはずっと通っていました。
税金ってやればやるほど、迷宮の世界になります。
私は臆病で恐いので、一生勉強すると思いますし、
開業してからずっとやってきました。

税金の勉強と顧問はどのようにリンクするのか?
あなたは実務家ではなく学者か?ってよく言われますが。笑
勉強の延長が間違いなく納税者の 税金の最適化 です。
税法を知らないことで無駄な税金を負担している
ケースってたくさんみますし、
同業の話を聞いていても感じます。
税金の最適化の結果、商売の投資が無駄なくできて、
最大のリターンが得られます。
これにより、市場競争を優位に進められます。
最適化を積み上げた企業がやはり強いなぁ~っと感じます。
本業に投資の連続が可能となりますし、個人財産も積み上がります。
好循環ってやつです。

税理士の仕事やその効果って、納税者からしたら
残念ながら比較対象がなく、閉鎖的でみえません。
ご興味があれば、セカンドオピニオンでも結構です。
喜んで承りますよ。
税金の最適化が体現できると思います。
そして現在どんな結果が得られているのか?
把握するのも良いかと。

全国からお話頂いています。
個人カスタマイズで対応します。
ぜひ、ご照会下さい。

租税訴訟補佐人税理士
TaxArtist®水島洋之